大地に刻まれた石のかたちを映したヴォイド リング。
石を手に取ると、形や質感、重さの中に、長い時間をかけて環境を受け入れてきた痕跡を感じ取ることができます。
石の輪郭をたどり、その形に耳を澄ませていく中で、このリングは生まれました。
三本の指を通すこの形は、石から受け取った造形を、身体との関係の中で少しずつ整えていったものです。
指を締め付けるのではなく、少し浮いた余白を残すことで、手の動きや広がりを受け止めます。
身につけると、いつもの手の動きが少し違って感じられるかもしれません。
指のあいだに生まれる空間や、身体の癖、手の広がり。
身体は、造形に触れることで、自らの輪郭をあらためて知ります。
手を動かすたび、流れるような線に光が巡り、造形の表情がゆるやかに移ろいます。