Visual notes : Barbara Hepworth | バーバラ・ヘップワース
The complete sculpture of Barbara Hepworth 1960-69 by Alan Bowness (1971) p.80-81
イギリスの現代彫刻家バーバラ・ヘップワースは、1903年イギリスのウェスト・ヨークシャー州に誕生した、モダニズム彫刻の先駆者として知られている芸術家。
ヘップワースの作品は、自然の情景を、人間のフォルムのように造形しており、そこにロマンチックな魅力を感じます。大理石、木材、ブロンズと、異なる素材を巧みに扱い、時には6メートルの大きな彫刻作品を制作されていました。その抽象彫刻にみられる、優美な曲線、滑らかなリズムで描かれるボリュームとフォルムは、まるで視覚化された美しい音楽のように感じられます。彼女の作品に度々見られる貫通した穴は、作品に透き通りを与えるだけなく、周囲との調和を効果的に表現しており、観ていると穏やかな気持ちにさせてくれます。
そんな彼女の作品が収められた本、”Barbara Hepwoth 1960-69”(1971)は、何度も読み返したくなる私の愛読書であり、その自然の空気や繊細さを、CALLMOONのジュエリーの表現法にも反映しています。
Figure (Merryn) 1962.p.40
Three forms 1968-9. p.197
Two forms pieced1961-2. p.45
Barbara Hepworth in the Palais de la Danse studio, Hollow Form with White Interior, 1963
バーバラ・ヘップワースの彫刻作品にインスパイアされたTrewynコレクションを見る
*Trewynとは、ヘップワースが1939年8月25日に移り住んだイギリスのSt Ivesにあるアトリエの名前に由来しています。