メインコンテンツに移動

桂離宮 - 月を迎える庭

月と造形の交わり

桂離宮の庭園と茶室


月を見るために整えられた庭、池、茶室の配置。
水面の揺れや庭の陰影が、光と時間のかたちを映し出す。
茶室の月破楼や月見台は、月を見る行為そのものを立体的に受け止めるための造形。
茶室に残された言葉とともに、水面に映る月の一粒の光の中で、
当時の人が観た同じ景色を眺める。
桂離宮は、月を見る文化の痕跡として、今も静かに息づいている。

 

 

 

 

 

 

 

Photo: Garden and teahouse — Katsura Imperial Villa, Kyoto