再生貴金属の活用
コールムーンは限りある資源を使用することに責任を持ち、永続的な美しさを備えたジュエリーを作ることに力を注いでいます。持続可能な素材調達の取り組みとして、製品に使用する金、銀には、国内で廃棄される家電製品や不要になった金属類に含まれる有用な資源(=都市鉱山)を活用した製造方法を取り入れます。その背景に国内の資源と技術に関わりがあります。金は6,800tが都市鉱山として国内に埋蔵されており、これは世界の埋蔵量4万2,000tのうち16%に匹敵し、銀も6万tで世界の埋蔵量の23%を占めています。日本は資源のない国として知られていますが、都市鉱山に関しては有数の資源国です。
金銀の性質上、化学的にも安定しており、光沢や強度を失わないことから、従来より繰り返し使用され循環してきました。過去に採掘され使用された金属は精錬することで、不純物を取り除き、優れた貴金属に再生することができます。純度、見た目、価値を損なうことなく、採掘された貴金属と変わりありません。そして天然資源の採掘に依存することなく、国内で調達できる追跡可能な素材は、不正鉱山や環境破壊に加担することのない、持続可能な素材調達に繋がります。持続可能な再生貴金属が実際にコールムーンの製品に使用されていることを証明する手段として、第三者機関より認証を得るため、リファインメタル協会が工程を監査します。貴金属が精錬され、金属加工や製品加工を経て製品になるまでの全工程の生産背景が適正であることを管理し、保証された製品にはリファインメタルのマークが刻印されます。再生貴金属の使用は、2023年4月に発売される新製品より開始します。既存製品は、順次再生貴金属に切り替え製造します。